AIに仕事を頼むときの伝え方。これだけ覚えれば十分な5つの型
AIの答えがイマイチなのは、AIが悪いのではなく頼み方の問題であることがほとんどです。難しいテクニックは要りません。5つの型だけ覚えてください。
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AIを使い始めた人が最初にがっかりするのが、これです。
「思ってたのと違う答えが返ってきた」
ほとんどの場合、AIの性能ではなく頼み方が原因です。そして頼み方は、難しいテクニックを覚える必要がありません。5つの型だけで十分です。
そもそも、なぜズレるのか
AIは、あなたの状況を何も知りません。
あなたが何の仕事をしていて、誰に向けて書いていて、どんな空気の文章がふさわしいのか。人間の部下なら分かっていることを、AIは1ミリも知らない状態で答えを出しています。
だから、ズレるのは当たり前です。知らないことを教えてあげれば、それだけで答えは変わります。
型1:誰に向けたものかを言う
一番効果が大きいのがこれです。
❌ 「キャンセル料についての案内文を書いて」
⭕ 「70代のお客様に向けたキャンセル料の案内文を書いて」
これだけで、言葉の難しさ、文字数、丁寧さが全部変わります。相手を指定するのは、1秒でできて効果が最大です。
型2:どのくらいの長さかを言う
AIは放っておくと長く書きます。丁寧すぎるくらい長く書きます。
❌ 「お礼のメールを書いて」
⭕ 「お礼のメールを3行で書いて」
「短く」ではなく「3行で」「200文字で」と数字で言うのがコツです。「短く」は人によって解釈が違いますが、数字は誤解しようがありません。
型3:実物を見せる
これが一番強力です。
「前回送ったこの文章と同じ雰囲気で、今月のお知らせを書いて」
(そのあとに前回の文章を貼り付ける)
AIは、お手本があると驚くほど正確に真似します。ゼロから説明するより、過去の自分の文章を1つ貼るほうが100倍速いです。
定型的な書類やメールがあるなら、いつも使っている1通を手元に用意しておいてください。
型4:やってほしくないことを言う
これは見落とされがちですが、効きます。
「案内文を書いて。ただし、『させていただきます』は使わないで」
「要約して。箇条書きにはしないで、文章で」
AIには癖があります。やたら丁寧、やたら箇条書きにしたがる、やたら「いかがでしたか」で締めたがる。気になる癖は、先に禁止しておくと手直しが減ります。
型5:一発で決めようとしない
最後はテクニックというより、心構えです。
1回で完璧な答えを出させようとしない。 返ってきたものに対して「もっと短く」「もう少し砕けた感じで」「2番目の案を膨らませて」と言えば、その場で直してくれます。
人間の部下に一発完璧を求めないのと同じです。3往復して仕上げるほうが、完璧な指示を考えるより速い。
5つまとめて使うとこうなる
実際の頼み方の例です。
「70代の患者さんに向けて、来月から料金が変わることのお知らせを書いてください。A4の半分くらいの分量で。前回のお知らせがこれなので、同じ雰囲気でお願いします。難しい言葉と、回りくどい言い回しは避けてください。
(前回のお知らせを貼り付け)」
これで、手直しがほぼ要らないものが返ってきます。長く書く必要はありません。相手・長さ・お手本・禁止事項、この4つが入っていれば十分です。
覚えなくていいこと
ネットには「魔法のプロンプト集」のようなものが大量にありますが、ほとんど覚える必要はありません。
「あなたは一流のコピーライターです」といった役割を与える書き方も有名ですが、最近のAIでは効果が薄れています。それよりも、上の5つを毎回きちんとやるほうが確実です。
まとめ
| 型 | やること |
|---|---|
| 1 | 誰に向けたものか言う |
| 2 | 長さを数字で言う |
| 3 | お手本を貼る |
| 4 | やってほしくないことを言う |
| 5 | 3往復して仕上げる |
この5つは、どのAIを使っても同じように効きます。どれを使うか迷っている方は、ChatGPT・Claude・Gemini、ひとり事業主はどれを使えばいいかもどうぞ。